【下北弁】 川内町市街地(現むつ市)、横浜町市街地では「わ」を多用する。下北の民話には「おら」を使ったものがあることから、かつては使っていたのだろうが、現在の下北弁では「おら」を使う人はあまりみかけない。
【南部弁】 女性でも「おれ」を使う(特に中高年層)。岩手、宮城、福島、山形でも女性が「おれ」を使い、東北地方の広い範囲で用いられている。「わ」は「わぁ」、また「わら」は「わぁら」とやや語尾を伸ばす。
【津軽弁】 弘前市では「わ」を使う女性がみられない。主に男性が使うとのこと。また、最近では「おら」を使う人は少数であるようだ。
△ 野辺地町市街地では「わい」を使う人もいるという情報により、この印を付した。しかし、野辺地町に隣接する東北町北部では「わい」の使用はみられないという。
□ 八戸市周辺で「わえ」用いるという報告がある。おそらくは、もっと広範囲で使われていた可能性がある。
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