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意 味

用 例

用例の意味・備考

じぇんこ

お金

オナゴワラシはじぇんこかがる。

女の子はお金がかかる。

しおこごり

相当な頑固者

あのワラシはしおこごりだ。

あの子は相当な頑固者だ。《塩が固まると強固となって、なかなか砕けないことを例えたもの》

しつけかづ

(裁縫で)仕付をする

裾上げするのさしつけかづ

裾上げをするのに仕付をする。

しづげる

据え付ける、躾をする

上の方さ棚ばしづげだ。

よぐ親にしづげらいだわらしだ。

(「すづげる」と発音することもある)

裾上げをするのに仕付をする。

しかへる

知らせる、教える

わいなさしかへるして。

私があなたに教えるから。

しじならしご ばばならしご

年輩者によって躾けられたり、ならされた子のこと

a

川内町出身者(昭和20年代生まれ)からの情報》

しぢくせはぢくせ

七癖、悪い痺

a

《「すずくせ」ともいう》

しぢめんどくせぇ

面倒くさい、くどい

しぢめんどくせ話するなじゃ。

面倒くさい話をするなよ。

じっこ

a

《「くそじっこ」などのように罵倒して使う場合があるので注意》

しつこだがり

しつこい、しみったれ

しつこたがりだば嫌われるど。

しみったれだと嫌われるよ。

しっぱ

一番下の子ども

これ、うぇのしっぱだ。

この子は、うちの一番下の子だ。

じっぱり

たくさん

まっこばじっぱりもらった。

お年玉をたくさんもらった。《「ずっぱり」ともいう。大間で使う。なまなま大間通信のやっこさんからの情報》

じなる

怒鳴る、大声で叫ぶ

向ごうでじなってら。

向こうで大声で叫んでいる。《「ずなる」ともいう》

しな(ん)ぷける

しなびる

長ネギしなんぷけでまった。

長ネギがしなびてしまった。

しね

粗剛で噛み切れないこと、すじが多いこと

この肉しねな。

この肉はすじが多いな。《「すね」「しない」ともいう》

しみる

凍る

外さ出してだっきゃしみでまった。

外に出しておいたら凍ってしまった。

しゃぁ

呆れたり、腹が立ったときの感嘆詞

しゃぁ これなんだのよ。

まぁ これなんなのよ。《「しゃぁ」とだけ言うこともある。》

しゃしね

せわしない、やかましい、うるさい

しゃしねワラシだ。

やかましい子どもだ。

しゃっこい

冷たい

しやっこい

手が冷たい。

じゃっこ

雑魚

じゃっこばりかかる。

雑魚ばかりがかかる。

じゃっぱ

屑、残り物、不要なもの、ガラクタ、(魚の)あら

じゃっぱばり集めでらった。

残り物ばかり集めていた。

じゃっぱじる

じゃっぱ汁

じゃっぱじるこへだして、け。

じゃっぱ汁をつくったので、食べな。《青森県の郷土料理。冬によく食される。鱈のあらで作ったものをさして「じゃっぱ汁」というところもあれば、鮭などの魚の荒汁を総称して「じゃっぱ汁」とよぶところもある。》

しゃべっちょ

おしゃべり

あっこのカッチャしゃべっちょだっきゃ。

あそこのお母さんはおしゃべりだね。

しゅどさま

お舅様

しゅどさまいるえさ嫁さいった。

お舅様のいる家に嫁いだ。《「しゅうと」の「う」の音が脱落した。》

しょっペ

塩辛い

味見したっきゃしよっぺがった。

味見したら塩辛かった。

じょっぱる

強情を張る

どごまんでもじょっぱればわがね。

どこまでも強情を張ればだめだ。《津軽地方で使われる「じょっぱり」とは同じ意味ではあるが、良い意味に使うことはあまりない》

しょる

背負う

ランドセルばしょる

ランドセルを背負う。《「しょう」は共通語》

しんけたがり

神経質

ちょっとしんけたがりだ人だ。

ちょっと神経質な人だ。

じんじょ

人形、絵に描いた人形

このワラシいっつもじんじょばり描いでる。

この子はいつも人形ばかり描いている。

しんぼ

我慢、辛抱

そったらにしんぼしなくても買えばいいっきゃ。

そんなに辛抱しなくても、買えばいいだろ。《倹約家、けちの意味で使うこともある。》

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作成更新:2006年3月28日

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