盛岡でも見られた「おいでになる」と、下北弁で使う「にし」という語尾で「おでりましたにし」。雅な雰囲気が漂う野辺地方言。
突然ですが、野辺地町には「のへじ祇園祭」とよばれる人形山車の祭があります。旧南部藩領に広く分布する、複数の人形を乗せた山車です(八戸三社大祭の山車のような)。
ところが、野辺地以北の下北半島にはこの手の山車はなく、山車は祇園祭の山鉾から変化した、屋形の山車になります。
南部系の祭は野辺地まで。もしかしたら、野辺地は言葉も祭もきりかわる地なのではないでしょうか。
(2004.5.6)
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