下北弁(下北方言)とは
下北弁(下北方言)は、青森県下北半島で話される方言です。ところが、下北弁についての正しい認識が広まっていないために、
「下北弁などないのだ!勝手に独立させるな!」
「もともと下北弁は南部弁なのだから、南部弁に入れていいだろ!」
「非公認だが下北弁というのもあるらしい。」
(その人が言うには、マイナーだから非公認なんだそうだ)
などと言う人が中にはいるのです。実際、これらは私が耳にした言葉のいくつかなのです。失礼ながら、その多くは下北の言葉がどのようなものであるかを知らないにもかかわらず、青森県の方言は「津軽弁と南部弁の2つ」と言ったり、あるいは非公認と言ったりしているのです。
あまりテキトーなことを言われても下北人として癪にさわるし、困ったもんだと思って、正しく知っていただけるよう、このページをつくりました。
実際、方言学上では言語的特徴によって以下の通りの区分がなされています。
二分割 津軽方言、南部方言
(二分割でいう南部方言とは旧南部藩領のことばの総称)
三分割 津軽方言、下北方言、南部方言
四分割 津軽方言、下北方言、上北方言、三八方言
注)方言学上では「〜弁」ではなく、「〜方言」という
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これを見る限りでも、決して勝手に名乗っているのでもなければ、勝手に方言として独立させたのでもないことがわかります。また、私がつくった新しい方言分類でもありません。
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